小谷山の麓
三方を山に囲まれた、山気と水の細流が綾をなす
この土地では、山神が春に里へ舞い降り、野神として田を守り、
秋に山へ帰っていくと伝えられてきました
長きに渡り、
米を中心とした暮らしがあったのでしょう

山肌には古墳群が眠り、土器も出土
古代より人が暮らしていたことがわかっています
水が静かに湧き続ける和泉神社は、地域水源の地として崇められていた歴史があり、
戦国時代・浅井氏、豊臣氏などの奉納物が残っています

四季折々、
静かに神秘的な景色をみせるこの谷は、
ひとしずくから始まる水と、吹き抜ける風をたよりに、
山野の多種多様な動植物が息づき、
自然 – じねん – の力が今も宿り続けています